Apple の審査に2回落ちました。アプリのコードは一度も直していません
App Storeに審査を出したら却下の知らせが来た。
何で却下されたのか分かりませんよね。
私も2回却下されました。
でもアプリは1回も作り直していません。
直したのはストアの説明文と審査の人に宛てた説明です。
どちらもコードの外で、AIにアプリを直してもらっても出てこない場所でした。
1回目は利用規約へのリンク。
2回目は Information Needed(情報が必要)で、8つの質問に答えました。
そのあいだに転んだ場所を順番に書きます。
1回目は説明文の1行
課金のあるアプリです。
アプリの課金画面には最初から利用規約へのリンクを入れていました。
無かったのはストアの説明文のほうでした。
理由は App Store Connect の画面で読みました。
サブスクリプションを売っているのに掲載情報に利用規約へのリンクが無い。そういう指摘です。
アプリを作ることと掲載文を書くことが別の作業になっていました。
メールに気づいたのは後です。
あとで開いてみたら、そのメールには理由が1行も書いていませんでした。
Changes needed.(変更が必要)とあって App Store Connect を見るように案内しているだけです。
説明文の料金の段の終わりに2行足しました。Appleの標準の利用規約が適用されるという1文と、そのURLです。
新しいビルド(審査に出すアプリ本体)は作っていません。
8月15日の午前に出し直しました。
2通目に利用規約の件は入っていませんでした。
2回目は8つの質問
同じ日の13時過ぎに2通目が届きました。
今度はメールに全部書いてありました。
本文の見出しは Guideline 2.1 - Information Needed - New App Submission。
どこが壊れているとは一言も書いていません。
審査を続けるために次の8つを教えてほしいという内容でした。
- 実機の画面録画
- テストした端末とOSのバージョン
- 機能と対象ユーザー。解決する課題
- 主な機能までの手順とログイン情報
- 使っている外部サービス(決済・認証・データ・AI)
- 地域による違いがあるか
- 規制のある業種か。他人の素材を使っているか
- アプリ内課金で買えるものと購入の導線
同じメールの下のほうには「よくある指摘」の欄がありました。
1回目に落ちた利用規約のリンクの話もそこに載っています。
審査の人への申し送りを書く Notes という欄があります。
私のNotesには2つしか書いていませんでした。機能を確かめる手順と課金を確かめる手順です。
8つに番号を合わせて英語で答えを書きました。
Notesに貼る文も同じ内容で用意しました。
返信は届いたメールにではなく、理由を読んだのと同じ App Store Connect のページから送ります。
あとで読んだ1通目のメールには、情報を足すだけのときも掲載情報を直すだけのときも出し直しは要らないとありました。
直してからメッセージを送ればいい。
1回目も出し直さずに済んだのかもしれません。試していません。
8月15日の却下から公開までコードは1行も変えていません。
録画を止めていたテスト購入
答えは書けました。でも返信はまだ送れません。
8つのうち7つは文章で、1つ目の画面録画だけは自分で撮って付けるしかないからです。
撮ろうとするとアプリがプレミアム(有料プラン)の状態で立ち上がります。
課金画面を開くボタンが出てきません。
原因は数日前の自分でした。
8月12日にTestFlight(公開前のテスト配布)で購入を試していました。
そのサブスクがまだ生きていたんです。
TestFlightで買ったサブスクは期間に関係なく1日ごとに更新されて、1週間で6回まで続きます。Appleのヘルプにそう書いてあります。
当時の私はそれを知らず、数時間待てば切れると思っていました。
AIが出した手は2つで、どちらも外れました。
1つ目は設定からテスト用のアカウントを解約する。その項目が出てきません。
TestFlightの購入は本物のApple IDで行われます。テスト用のアカウントとは関係がありませんでした。
2つ目はアプリを消して入れ直す。数秒で購入が復元されてプレミアムに戻ります。
データが消えただけでした。
抜け方を見つけたのは私でした。
アプリを消して機内モードで起動する。
通信ができないのでアプリは購入の状態を確かめられません。無料の画面で立ち上がりました。
AIがコードを読んで理由を説明したところは合っていました。
外れたのはAppleの課金の仕組みがどう動くかを推測で埋めたところです。
3本目の録画
機内モードのまま撮った1本目は使えませんでした。
購入も復元も通信が要ります。「購入できませんでした」と「復元できませんでした」が2つとも映っています。
2通目のよくある指摘の欄にはバグとクラッシュの項目も並んでいました。
エラーが映った動画を出したら次はそれで返ってくると思いました。出していません。
テストのサブスクが切れてから、通信をつないで撮り直しました。
2本目は2か所で失敗しました。
購入より先に「購入を復元」を押して「購入履歴が見つかりませんでした」が映りました。
購入の画面では承認のサイドボタンを2回押していません。買えた場面が最後まで出てきません。
撮った直後は撮れたと思っていました。
動画を1コマずつ並べて見返して、この2つが出てきました。
3本目の前に手順を書き出しました。
承認はサイドボタンを素早く2回。復元は購入のあと。
撮ったあとも1コマずつ並べて見ました。
3本目は2分33秒。エラーは1つも映っていませんでした。
送るときの2つの壁
返信欄は4,000文字までです。
最初の返信文は4,603文字あって貼れませんでした。
8つの答えは削らず、言い回しだけ縮めて3,857文字にしました。
動画もそのままでは添付できませんでした。iPhoneの画面収録で64.7MBあります。
横幅を720に縮めて1秒30コマに落とし、H.264という形式のmp4に変換しました。4.4MBになって文字も読めます。
外に上げてURLを渡す手もありました。
ただ購入の画面にはApple IDのメールアドレスが映ります。外には置きませんでした。
8月18日の夜に返信とNotesを出しました。
公開されたのは8月20日の0時51分です。
分かっていないこと
新しいビルドを上げていたらどうなったかは試していません。
1回目を出し直さずにメッセージだけで済ませられたのかも分かりません。
ここに書いたのはアプリ1本の経験です。課金があって日本語だけのアプリです。
条件が違えば聞かれる項目も変わると思います。
8つの質問が毎回同じなのかも1回しか見ていません。
もう一度最初から出すなら次の3つは提出の前にやっておきます。
- ストアの説明文に利用規約のURLを入れる
- Notesに2回目に聞かれた8つの答えを書く
- 課金を試す前に審査用の画面録画を撮っておく
これで通るとは言えません。
私が止まった場所がこの3つでした。